新電力大手といわれるF-Powerが会社再生法の適用を申請して、事実上倒産しました(2021年3月24日)。
F-Powerは、2009年に設立され、主として高圧を取り扱ってきた会社で、2018年には新電力会社のシェア首位になったとのことです。各家庭向けにも代理店を通して業界トップクラスの安い電気を販売してきました。しかし、皮肉なことに2018年度に120億円、2019年度に184億円の赤字を計上し、経営が悪化しました。さらに、自前で持っていた火力発電所を売却後、電力供給をJEPX(電気卸売市場)に依存したため、昨年12月から今年1月にかけての電力価格高騰の影響を受けて、ついに倒産に至ったとのことです。
ただし、経営は継続されており、会社そのものがなくなったわけではないとのことで、引き続き電力の供給は行われているようです。
このように、新電力、特にJEPXに依存している会社は経営基盤が不安定なところが最大の弱点です。でも、会社が倒産し、たとえなくなったとしても電気が止まるということはありません。ただ、別の会社と改めて契約するなどの手続きが必要になります。その間は、送配電会社が電力を供給することになっています。
このニュースは、安いからと安易に電力会社を切り替えるのは考え物だということを教えてくれました。